米信用調査会社エクイファクスは、3月半ばから4月上旬の3週間にわたり、国内でローンを組もうとした数百万人について、銀行などに対して不正確なクレジットスコア(返済履歴などの信用度)を提供していた。銀行幹部や事情に詳しい関係者らが明らかにした。消費者が自動車ローンや住宅ローン、クレジットカードを銀行やノンバンク(非銀行系金融会社)に申請したケースで、エクイファクスは不正確なクレジットスコアを提供。不正確な情報を受け取った銀行にはJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴ、アライ・ファイナンシャルなどが含まれるという。また関係者によれば、一部ではクレジットスコアの誤差が20ポイント以上となっていた。これは消費者が支払う金利が変わったり、ローンが拒否されたりするような誤差だという。