米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが2日発表した4-6月期(第2四半期)決算は、四半期ベースで初めて黒字のフリーキャッシュフローを達成した。同社が2018年に30億ドル以上の営業損失を計上し、キャッシュバーン(現金燃焼額)が20億ドルに達していたことを踏まえると、これは上出来といえる。4-6月期は配車事業がおおむね堅調で、宅配事業は鈍化した。ものの伸びを維持、全体のテイクレート(手数料率)は高水準で、予想を上回る利益につながった。決算発表を受け、ウーバーの株価も急伸した。ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は5月、市場の「激変」に自らが激変して対応するつもりだと従業員に告げていたが、どうやらこれは本気の発言だったようだ。