経営コンサルタントの神田昌典氏が、アメリカで百年以上続く売れるコピーライティング技術を日本で普及させ、はや25年。その集大成が『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』だ。東証プライム上場社長で現役マーケッターの木下社長が、「3520円はタダみたいなものだ」と強力推薦する本が話題になっている。スマホ時代に完全対応し、従来のコピーライティング書の常識を凌駕する本書のポイントを抜粋して紹介する。

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「サジェストキーワード」とは?

 グーグル、ヤフーなど検索エンジンの検索窓に、あるキーワードを入れると、キーワードの関連用語が候補として出てくる。

 これを「サジェストキーワード」という。

「オリーブオイル」と入力すると、オリーブオイルの関連用語が出てくる。

【効果絶大ツール】「サジェストキーワード」と「Googleトレンド」ってなあに?

「オリーブオイル」と入れると「オリーブオイル おすすめ」「オリーブオイル効果」「オリーブオイル ドレッシング」など、いくつもの組合せが提示される。

 これを見ると、オリーブオイルについて、おすすめ=どれがいいのか探している人が多いことがわかる。また効果に関心を持っている人が多いこともわかる。ドレッシングにオリーブオイルを使おうと考えていることもわかる。

 このように、検索エンジンの検索窓の関連用語の組合せを読み解くことで、読み手の関心を探ることができる。

 ここから「どんな言葉を投げかけると響きそうか」のアイデアが湧いてくる。

「Googleトレンド」って?

 そのキーワードで探す人が増えているのか、減っているのか?

 トレンドを見るには「Googleトレンド」が有効だ。

 検索エンジンに、「Googleトレンド」と入れると、Googleトレンドのサイトが出てくる。そこにキーワードを入れると、ある期間でのその言葉の人気度がわかる。

 たとえば、ここ3ヵ月くらいで人気急上昇中とか、逆に人気急降下中といったトレンドがわかる。次のような画面になる。

 さらに、関連キーワードやトピックスもわかる。

 また、複数のキーワードを比較したトレンドもわかる。

 たとえば、「リモートワーク」「在宅勤務」「テレワーク」「在宅ワーク」の4つのキーワードで、どれが一番多く検索されているか?

 Googleトレンドを見ると、次のようになっている。

 グラフの一番上が「テレワーク」だ。

 他の3つは時期によって、順位が変わっているが、「テレワーク」はいつも上位にある。

 ただ、Googleトレンドで複数の言葉を比較する際には、注意すべき点がある。

 それは、Googleトレンドはあくまでも「検索された言葉」が対象になっている点だ。「テレワーク」は、頭の中にない言葉=知らない言葉だったので「何だろう?」と思い、検索されている可能性もある。

 この点を踏まえて、候補を絞り、本書402ページで詳説するA/Bテストで確認するのがいい。

PS.1.『コピーライティング技術大全』の活用法を解説したセミナー動画をご覧いただけます。
(この動画は予告なく終了することがあります)

PS.2.本書の巻頭・巻末には、あなたの売上を劇的に上げる4つの最強の武器…【PMMサーチシート】【PMMセルフチェックシート】【「BTRNUTSS」見出しチェッカー】【PASBECONAテンプレート】を書籍初公開しました。
 そしてこのたび、【広告評価プログラム】について特許を取得しました。

 これら4つの武器は、四半世紀の叡智を凝縮したもので、即効性と再現性が担保されています。

【効果絶大ツール】「サジェストキーワード」と「Googleトレンド」ってなあに?

(本原稿は、発売たちまち大重版となった、神田昌典・衣田順一著『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』からの抜粋です)