気になる商品やサービスに出くわしたとき、その会社のWebサイトを調べる人は多いでしょう。長引くコロナ禍でその傾向はより一層強くなっていますね。企業側も自社のサイトに課題を感じているものの、「いまいち反響がない」「何から手をつけ、何を書いたらいいのかわからない」「サイトから問合せが来ても、ちっとも成約しない」と悩みは尽きないようです。そこで今回は相談実績120業種・2000件以上、常時20~30のサイトに携わる時には2年待ちの人気コンサルタント・大浦早紀子さんの著書『圧倒的サイト戦略』(青春出版社)から、「成果を最大化する、経営戦略視点でのサイト作り」について抜粋紹介します。
サイト次第で売上は半分にも10倍にもなる
マーケティングコンサルタントとなった2008年から12年間、私は様々な業種・業態で2000回を超える相談を受けてきました。その中で見てきたサイトのコンバージョン率(お客さんが、サイト上で購入・問合せなどの行動を起こす確率)は、おおまかに次のような数値でした。
・ マーケティングをまったく考慮していないサイト=0.1~0.5%
・ 一般的なWEBマーケティングテクニックをとりいれた、売れているサイト=1%
・ 戦略から具体的な伝え方まで、フローマーケティングメソッドでしっかりつくり込んだサイト=2%、3%、4% ~ …
※一般に名前が知られていない中小企業・個人事業主の場合
※SEO検索結果・検索連動型広告から流入した場合
(コンバージョン率=コンバージョン数÷セッション数)