「勉強しない」「何回言っても聞かない」「毎日怒り過ぎてしんどい」と子育てのお悩みをお持ちの方も多いと思います。そんなお悩みを解消する『「天才ノート」を始めよう!』ができました!
「天才ノート」とは、電車や恐竜、アニメ、ゲーム、スポーツなど子ども自身が大好きなテーマで問題を作り(子ども自らが問題を作ってもOK)、解いていく中で、自主性、創造性が育まれていく「ノート」のことです。子ども自身が「学ぶことって楽しい」と思うのがポイントです。本連載では、「ガミガミ怒らなくても、自分から勉強する子になる」ための「天才ノート」の作り方をお伝えしていきます。

【ガミガミ言わなくても勝手に勉強する子になる】<br />ノートの作り方とは?Photo: Adobe Stock

子どもの「好き」に徹底的にフォーカスする「天才ノート」

 教育に関するさまざまな情報が簡単に手に入れられるようになりましたが、情報過多により「うちの子は遅れているのではないか」という不安を覚え、焦ってしまう親御さんが多いように感じます。その不安や焦り、危機感が子どもにダイレクトに伝わったり、子どもが欲する前に「与える」ことで強制的になり「楽しむ」感覚が欠落してしまうところが現代の子育ての盲点です。これが原因で、親子の信頼関係を損なってしまい、勉強嫌いに陥っているケースが多いのです。

 本連載でお伝えしている天才ノートは、子どもが自分から率先して勉強できる子に育つ自主学習ノートです。

 子どもの「好き」に徹底的にフォーカスしたのが、「天才ノート」です。

「天才ノート」とは、電車や恐竜、アニメ、ゲーム、スポーツなど子ども自身が大好きなテーマで問題を作り(子ども自らが問題を作ってもOK)、解いていく中で、自主性、創造性が育まれていく「ノート」のことです。子ども自身が「学ぶことって楽しい」と思うのがポイントです。

 今回は、天才ノートをやるための3つのコツをご紹介します。

 ①子どもの好きなテーマを探す

 子どもの興味・関心を観察して、好きなテーマを探してみましょう。ポケモン、プリキュア、ドラえもんなど、子どもが好きなアニメやゲーム、スポーツなどなど、たくさんの「好きなもの」が見つかるはずです。

 ②好きなテーマから問題を作る

 親が問題を作り、ノート1~2ページ分ずつで問題を出します。問題の内容は何でもOK! ポケモンが好きならば、登場するモンスターを貼ったり描いたりして、名前を書かせるというのもいいでしょう。好きなテーマにまつわるものだったら、何でも問題にしちゃいましょう。

 ③花まるを付け「よくできたね」と親が楽しむ

 子どもが問題を解いたら、赤ペンを使って丸付けをします。その際、採点ではなくあくまで「良いところ探し」をすること! 子どもは親のコメントを読んで、さらにやる気になります。そして、多くても一日2ページまでに抑えることで「明日もまたやりたい」という気持ちが育ちます。

【ガミガミ言わなくても勝手に勉強する子になる】<br />ノートの作り方とは?※子どもたちが自分のノートを自慢したり発表する会「天才ノートキッズ」より

 最初は一日1ページ、年齢×1分を目安にはじめるといいでしょう。

 今回は、天才ノートをやるための3つのコツ、についてお伝えしました。

 本原稿は、岩田かおり著『「天才ノート」を始めよう!』からの抜粋です。この連載では、「ガミガミ怒らなくても、自分から勉強する子になる」コツを紹介していきます。(次回へ続く)

【ガミガミ言わなくても勝手に勉強する子になる】<br />ノートの作り方とは?Photo by Tomohito Ishigo
岩田かおり(いわた・かおり)
子ども教育アドバイザー/
株式会社ママプロジェクトJapan代表/
全国ワーキングマザーの会副代表

幼児教室勤務を経て、「子どもを勉強好きに育てたい!」との想いから、独自の教育法を開発。ガミガミ言わず勉強好きで知的な子どもを育てる作戦「かおりメソッド」を全国へ展開中。

電車や恐竜、アニメ、ゲーム、スポーツなど子ども自身が大好きなテーマで問題を作り(子ども自らが問題を作ってもOK)、解いていく中で、自主性、創造性が育まれていく「天才ノート」を考案。この天才ノートの「天才」とは、知能指数やテストの点数が高いのではなく、与えられた才能・自分の興味関心を開花できるという意味。

株式会社リクルートにて、4~10歳の子どもを持つ親に特化した社内教育講座を開催(年に3~4回の定例講座)。小学校、幼稚園、保育園での講演会多数。ワーママ・オブ・ザ・イヤー2018受賞。3人(1男2女)のママ。