年収760万円減の転職後に趣味に没頭…年収1000万円・58歳男性の夢はかなう?Photo:PIXTA

今の年収は1000万円超だが
4分の1程度まで下げて転職したい

 今回の相談は58歳男性のPさんからです。母親の介護を検討していることや、仕事のプレッシャー・人間関係で心身共に疲弊していることから、選択定年制度を利用して2023年3月に退職したいと考えているようです。

 現在は1000万円以上の年収がありますが、退職後は年収を240万円台まで下げ、別の会社で67歳まで働き続けるつもりだといいます。

 収入が減るので、小遣いや食費といった生活面の支出は減らす予定ですが、自家用車や家電の買い替え、古民家の購入や田舎への移住など、趣味への投資は続けたいとのこと。給料が激減する中、本当に老後にやりたいことを実現できるのか、お悩みです。

読者の皆様から家計相談を募集します! 本連載の著者・ファイナンシャルプランナー深野康彦さんのアドバイスを受けるチャンス! 下記のとおり「家族構成と年齢」「月間収入・支出」「貯蓄(財産)」「具体的なお悩み」などを詳しくご記入頂き、dol_dokusha@diamond.co.jpまでお寄せください。

【家族構成】
・Pさん(夫)58歳
・妻55歳
・長女29歳
・次女23歳

※子どもたちは社会人。教育費用は必要ないが、2人とも現在同居中。独立は数年後の予定

【世帯収入(月額または年額)】
夫の月収:47万円程度
夫の年収:1100万円程度(差額の536万円は賞与)

※退職金は4000万円程度(手取り)の予定
※年金支給額は、夫21万円/妻7.5万円(いずれも額面)の予定

【月間支出】
・計47万円
・夫小遣い:6万円
・住宅ローン:12.5万円
・夫婦保険5万円(貯蓄型の生前前給付金で、65歳で支払い終了予定)
・夫婦携帯利用料:2万円
・ネット(家用)・固定電話・ケーブルテレビ代:1万円
・水道、光熱費:4.9万円(うちエネファーム1.1万円、エネファームは62歳で支払い終了)
・食費:8万円
・ガソリン代:2万円
・新聞・日用品・その他買い物:5.6万円

※現職を辞めた後、月間支出は26万円程度に抑える予定。加えて、税金・交際関連の支出が年間50万円ほど発生する予定(固定資産税8万円、自動車税4万円、自動車維持費25万円、自動車任意保険6万円、中元歳暮7万円)

【現在の資産額】
・600万円(投資はしていない)
・現在住んでいる住居は1800万~2000万円(手取りは不明)で売れると予想

※退職までに上記貯金額+230万円貯金可能
※住宅ローン残額が2023年4月時点で670万円あり、退職金で返済予定