米アトランタ地区連銀のラファエル・ボスティック総裁は、連邦準備制度理事会(FRB)が年内は政策金利をさらに引き上げる余地があると指摘した。インフレ緩和の兆候も見られつつあるものの、ピークをつけたと判断するのは時期尚早だとの見方だ。ボスティック氏は24日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで「われわれは皆、政策立案者として、インフレが重大な問題かつ挑戦であることを理解しており、できることをすべて行って対処していく」と述べた。また、高水準のインフレの抑制に向けた取り組みの一環として、来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅を50ベーシスポイント(bp)と75bpのどちらにすべきかは判断しかねているとし、「現時点ではコインを投げて決めることになる」と語った。