【ワシントン】ウクライナでの戦争により、米国の一部の弾薬在庫が枯渇しつつある。国防総省は迅速に補充できていないため、米軍の戦闘準備態勢が危機にさらされるのではないかとの懸念が当局者の間で生じている。  米国はこの6カ月、16基の高機動ロケット砲システム「ハイマース」、何千もの銃やドローン、ミサイルなどの装備をウクライナに提供してきた。複数の国防当局者によると、これらの装備や弾薬の多くは米国の在庫から直接供給されており、予期しない脅威に対処するための備蓄が枯渇しつつあるという。