気のせいではない。今まで無料だったものが、どんどんお金がかかるようになってきている。食材の宅配。スーパーの袋。それに何の説明もない「コンビニエンス手数料」。追加や割増料金がいたるところで発生し、実際のコストは表示価格よりはるかに高くなることがよくある。電気やケーブルテレビの請求書には、新しい項目が追加されているのに気づかないことがよくある。銀行口座の明細書の写しを取るにもお金がかかる場合がある。音楽やDVDのように一度だけの購入で済んだものは、何度も支払う月額定額制に取って代わられつつある。国によっては、BMWのオーナーがシートヒーターに月々の料金を支払っていることもある。多くの点において、現在の状況はわれわれの買い物の仕方を反映していると言える。検索エンジンの登場により、価格の比較が容易になったことを受け、企業は価格設定を「細分化」するようになった。低価格や料金を宣伝した上で追加料金を設定し、それを積み上げて回収するのだ。
これも有料? 米国で増える追加・割増料金
かつて無料だったプールサイドのチェアも有料に
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