米海軍はイスラエルやサウジアラビアなどの中東諸国と協力し、大量の水上ドローンをペルシャ湾周辺で展開することを目指している。周辺海域で影響力を強めるイラン軍の封じ込めが狙いだ。米国防総省はこれが世界各地でひな形になると期待を寄せている。イラン革命防衛隊(IRGC)が展開する船舶は8月30日、米国の水上ドローンをとらえようとしたが、米国の軍艦やヘリコプターが接近したため断念した。米当局者が明らかにした。そのドローンはカメラやレーダー、他のセンサーを搭載していた。米当局者は軍事機密だとして、米国や同盟国が空・海域に配備しているドローンの数や、展開の場所や方法などの詳細については明らかにしなかった。ただ、ドローンを投入することで周辺海域の状況を一段と正確に把握できるようになったと話している。
米海軍が狙うドローン部隊構築、対イラン包囲網
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