31日の米株式相場は4営業日続落。米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的な金融引き締め政策を継続するとの懸念が深まった。ダウ工業株30種平均の終値は前日比280.44ドル(0.88%)安の3万1510.43ドルで、月間ベースでは約4%安に沈んだ。S&P500種指数は31.16ポイント(0.78%)安の3955.00で、業種別指数では全11業種のうち「通信」を除く10業種が下落した。ナスダック総合指数は66.93ポイント(0.56%)安の1万1816.20で引けた。FRBのパウエル議長が先週、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」の講演で、景気後退(リセッション)入りのリスクが高まるとしても、インフレが抑制されるまで積極的な利上げを継続する考えを示したことで、株式市場では売り圧力が強まっている。