米半導体大手エヌビディアは31日、中国向けの最先端半導体の一部について、出荷に対し米政府が新たな許可要件を課したことから、四半期の売上高が最大4億ドル(556億円)減少する可能性があると述べた。時価ベースで米最大の半導体メーカーである同社は当局への提出書類で、一部の最先端半導体を中国またはロシアに出荷する際、米政府からの許可が必要となると8月26日に伝えられたことを明らかにした。エヌビディアはロシアに半導体を輸出していないが、中国向け出荷が制限されることで59億ドルとしている今四半期の売上高見通しに影響が生じる可能性もあるという。中国の顧客とは予定されていた購入内容を別商品で代替する協議を続けているが、代替品が十分でなければ米政府に許可を申請する可能性もあるとした。
エヌビディア、新たな許可要件が売上高に影響か 中国向け輸出で
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