米アラスカ州で31日に下院補欠選挙の開票結果が発表され、民主党候補のメアリー・ペルトラ氏が元州知事のサラ・ペイリン氏に対して番狂わせの勝利を収めた。AP通信が報じた。同州唯一の下院議席を巡る争いで、ペイリン氏は政界復帰を試みていた。補選はアラスカ州選出のドン・ヤング下院議員(共和)が3月に死亡したことを受けて実施された。ドナルド・トランプ前大統領の支持を受けていたペイリン氏は、州議会議員だったペルトラ氏と議席を争っていた。ペルトラ氏の任期はヤング氏の任期が終わる予定だった1月まででとなる。次の2年間の任期を巡る11月の下院選にはペイリン氏とペルトラ氏に加え、今回の選挙で3位に終わったニック・ベギーチIII氏(共和党)なども出馬する予定。