音楽配信サービス大手スポティファイなどのプラットフォームで楽曲が再生された際に、作詞・作曲家が受け取る報酬の割合が引き上げられることになった。音楽出版社と各配信会社が合意に達した。ユニバーサルやワーナー、ソニーなどを含む大手音楽出版社を代表する業界団体の全米音楽出版社協会(NMPA)は、配信サービスを手掛けるスポティファイやアップル、アマゾン・ドット・コムを代表する米デジタルメディア協会(DiMA)と合意に達したと31日に発表。双方は数日後に米著作権料委員会(CRB)の法定レートを巡る訴訟を控えていた。今回の合意を受け、音楽出版社側は配信サービスの売上高の最大15.35%を手にすることになる。決定は23年から27年末にかけ、5年間にわたって段階的に実施される予定。CRBは7月、18~22年に関しては15.1%のレートをさかのぼって適用すると判断していて、このレートは以前の水準に対して44%の上乗せとなる、