中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が、ロシアによるウクライナ侵攻後初の直接会談を行う。ウクライナにおけるロシアの戦局が悪化するなか、両首脳は経済面での結束強化について話し合う見通しだ。習氏とプーチン氏はウズベキスタンで15~16日に開かれる上海協力機構(SCO)首脳会議の場で、直接会談する予定。ロシアはここにきて、ウクライナ戦争で劣勢に立たされている。ウクライナ政府は、今月に入ってから同国軍が攻勢を強めるなか、3500平方マイル(約9100平方キロメートル)の領土をロシア軍から奪還したと発表した。今回の会談は、新型コロナウイルスの感染拡大後、習氏にとって初の外遊となる。中国政府がロシア政府との関係を重視し、米政府に対抗する意志があることを示す狙いがある。