仕事において能力はもちろんのこと、やはり見た目も大事ですよね。肌ツヤがよければ清潔さにもつながりますし、自分の体を支える筋肉が少なくなれば疲れやすく、姿勢も悪くなりやすいため老けて見えるものです。若々しい見た目を保つためにも、自分の能力をフルに発揮するためにも、なにはともあれ“体が資本”です。日々食べているものから体は作られていきますから、体を万全な状態に持っていくためにはどんな食事をとればいいのでしょうか。そこで今回は、森由香子さんの著書『60歳から食事を変えなさい』(青春出版社)から、若々しくいられるための食事のコツをご紹介します。
美しい立ち姿を維持するには、たんぱく質をどう摂る?
筋肉量は20代から少しずつ減りはじめ、80歳頃までに20歳代に比べて約30~40%の筋肉量が失われるといわれています。特に女性は閉経後に筋肉量減少が加速することがわかっています。
当然のことながら、筋肉が減れば、体力や移動能力は低下しますし、平行感覚も弱くなり、転びやすくなります。私たちのからだは、何をするときも筋肉を使うことで動いています。その筋肉が減り、機能が衰えてくれば、若いころと同じことをしても以前よりしんどく感じるようになるのは、当然でしょう。
60歳から筋肉量を維持するためには、筋肉の材料となるたんぱく質を食事でしっかり補給するのが重要だということは、皆さんももうおわかりでしょうかと思います。