副業に失敗しやすい人の特徴ワースト3
【ワースト2位】「月収7桁」を目標にしている人

サラタメ:「月収7桁」を目標にしている人ですね。

「月収7桁」とはつまり、百万円単位の収入があるよ、ということなんですけど。

 とくに情報商材系ビジネスの界隈では、副業の売上をなぜか桁数でいう、という謎の文化が(笑)。

――たしかに(笑)。Twitterのプロフィールに書かれている人、ときどきいらっしゃるような。

サラタメ:そうそう。実は私も、ああいった「いかにもすごそうな数字」に翻弄されていた時期があったんです。

 なので、目標に設定したくなってしまう気持ちもよくわかる。

「月収7桁? 一、十、百、千……え、百万単位ってこと!?」みたいに、つい数えてしまったときのあの衝撃、今でも覚えています(笑)。

 冷静に考えれば、普通に生活するのに月100万円もいるわけないんだけど、「月収7桁」と言われると、「そんなに稼げている人がいるのに、自分はなんて収入が少ないんだろう」と、なぜか自分が損している気分になってくるんですよね。

――どうしてか、焦りますよね。
 その焦りの感情から、実力以上の目標を設定している人も多いのかもしれない

サラタメ:そうそう。「月収7桁」を目標にして副業をはじめる人は、「羨ましい」というモチベーションだけで動いている可能性が高いんです。

 極端に言えば、「あなたも月収7桁になれる」とうたう情報商材系ビジネスというのは、損している気分にさせ、情報を買ってもらうことで成り立っているんですよ。

 彼らは、あの手この手で「羨ましい」という気持ちを想起させるプロなんです。

 私だっていまだに、「短期間でサクッと稼いでます!」という投稿を見ると、「えー、いいなあ」と思っちゃいますからね。

 でも、「羨ましい」というモチベーションだけでは副業は続かないし、真っ当に成果を出すのは難しい。

 私の本でも副業計画の立て方を紹介していますが、「地道にコツコツ収益を上げる」という前提のもと、なぜ副業をしたいのか、いつ頃までにいくら稼ぎたいのか、しっかり目標を立てないと続きません。

「羨ましがらせ合戦」には巻き込まれないように注意したいですね。

――では、いよいよ、ワースト1位について教えてください。