――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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半導体業界は景気の下降気流に慣れている。だが、地政学的な嵐の中で下降気流に出会うとなると、話はまったく変わってくる。
半導体業界の第3四半期(7-9月期)業績発表シーズンは、厳しいものになることが見込まれる。業界はパソコン(PC)・スマートフォン販売の大幅減の影響に引き続き見舞われており、データセンター向けや車載用などの半導体市場に関する懸念も高まっている。既に、半導体大手の韓国サムスン電子と米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は先週末、7-9月期決算が予想を下回ることを事前に明らかにした。それだけでなく、米政府は半導体技術の中国企業への販売について締め付けをさらに強めており、7日には輸出規制対象を従来よりも拡大する新たな規制を発表した。