――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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もし自動車産業がなかったら、米製造業の見通しはひどいものになっていただろう。
米連邦準備制度理事会(FRB)が18日に発表した9月の米鉱工業生産指数(米国内の製造業、電力・ガスなど公共事業、鉱業の生産高の合計)は、前月比で0.4%(季節調整済み)上昇し、過去最高となった。これは、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の0.1%を上回った。前月の指数も上方改定され、同日は7-9月期の国内総生産(GDP)見通しも引き上げられた。