99%の人が転職活動をするべき理由
――チャレンジしたい気持ちはあるものの、転職が怖い、という人もいると思います。
ブラック企業に勤めている人なら、即転職を決意できそうですが、「可もなく不可もない」ような会社にいると、「転職すべきかどうか」の見極めが難しいのではないかなと。ベストタイミングを見つけるコツがあれば教えてください。
サラタメ:転職のタイミングについて、まず、多くの人が勘違いしている問題について、明確にしておきたいと思います。
そもそも、「転職『活動』をするべきか」と「転職するべきか」は、分けて考えたほうがいい。
「転職活動する=転職する」と、イコールで紐づけてしまいがちですが、私は、転職活動は、物理的に不可能な人以外、99%の人がするべきだと思っています。
――99%! 退職を決断していなくても、ですか?
サラタメ:ええ。転職活動とは「キャリアの健康診断」みたいなものなんです。
「今の自分のスキルはどのくらい通用するのか?」というように、自分の現在位置や、市場価値を確認できる、とてもいい機会です。
「転職するかどうか迷っている」という人の多くは、転職活動をはじめる前に頭の中だけでいろいろと悩み、なかなか決断ができずにいる印象ですが、求人情報を見て企業比較をしてみないと、自分に最適な働き方は見えてきません。
――なるほど。たしかに、転職活動してみた結果、今の会社がベストだと気がつく、ということもありえますもんね。
サラタメ:そうなんですよ。自信を持って会社で働けるようになるから、それはそれですごくいいんですよね。
なので、転職活動をしてみて、自分にマッチしたところに内定をもらってから、実際に転職するべきかどうか考えてみる。
それくらいの気軽さでスタートするのもありだと思います。