誰でも頼み上手になれる仕事、家事、友達付き合い、趣味や習い事の役職、社会的役割など、一人でなんでも抱え込むクセを「抱え込み症候群」と呼ぶ。抱え込みから脱出して、頼り上手になるには?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

おすすめポイント

 急な残業や気の進まない飲み会を、断りたいけど断れない。悩みがあっても「助けて」が言えない。こんなふうにストレスをためてしまう人は、責任感が強くて真面目な人かもしれない。まわりからの信頼が厚い一方、なんでも自分でやらなければと思うあまり、苦しさを感じることも少なくないだろう。頑張りすぎてストレスをため込み続ければ、いずれ心身に不調をきたしてしまう。

『「頑張る」をやめてみる』書影『「頑張る」をやめてみる』 根本裕幸著 リベラル社刊 748円(税込)

 もしあなたがそんな「抱え込み症候群」に心あたりがあったら、本書『「頑張る」をやめてみる 抱え込まずに心がラクになる方法』がおすすめだ。人気心理カウンセラーの根本裕幸氏が、本書を通じて抱え込みグセを脱出し、ほどよくラクに生きるサポートをしてくれる。抱え込みから脱出するためのワーク、人に上手に頼るためのワークは、著者の多くのカウンセリングの経験にもとづいて提案されたものだ。

 本書で紹介されている事例は、読んでみると「わかる、わかる!」と納得してしまうものばかりだ。心が疲れている人は、「同じようにつらいのは、自分だけじゃない」と感じることができ、読むだけでも気がラクになる。ケーススタディを参考にしながら、紹介されているワークに取り組めば、心の重荷を効果的に手放すことができるだろう。

 まずは、チェックリストで自分の抱え込みタイプを診断することから始めたい。抱え込みから抜け出したい人の背中を優しく押してくれるだろう。(中山寒稀)