民主党候補が優位とされていた米アリゾナ州上院選は、一転して接戦の様相を呈している。米各地では共和党候補の勢いが増している兆候が見られる。同州では、2020年に当選したマーク・ケリー上院議員(民主)が再選を目指し出馬。対抗するブレイク・マスターズ候補(共和)はベンチャー投資家のピーター・ティール氏と近い関係にあり、ドナルド・トランプ前大統領の支持も受けている。米議会上院で民主・共和両党が各50議席を分け合う中、アリゾナ州では共和党が議席を奪い返す可能性が高いとされていた。だが海軍出身で元宇宙飛行士でもあるケリー氏は資金調達で優位にあり、序盤戦でリードを確保していた。連邦選挙委員会(FEC)に提出された資料によれば、同氏は7300万ドル(約109億円)を調達している一方、マスターズ氏は1000万ドル未満となっている。
米アリゾナ州上院選、終盤で共和党候補が急追
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