中国軍は、習近平国家主席の体制下で、米国に対する真の競争相手として浮上している。中国人民解放軍(PLA)は現在、ほとんどの防衛網をかいくぐる極超音速ミサイルを保有しているが、米国では、この技術はまだ開発段階にある。PLAの攻撃用ドローンは、群がって通信ネットワークの機能を停止させることができる。中国海軍の艦艇数は米国を上回り、今年夏には3隻目の空母が進水した。これは中国が初めて独自に設計・建造した空母だ。中国には米国に次いで世界で2番目の規模の国防予算がある。中国軍は約200万人の兵士を抱え、その数は米軍の140万人弱を上回る。習氏にとっての問題は、こうした戦力を持つPLAの戦闘準備が整っているかどうかだ。同氏はこの問題を公の場で提起している。