米国防総省は21日、ロシア軍との戦いを続けているウクライナ軍向けに数万点の防寒具を供与したと明らかにした。冬を前に少しでも有利に戦いを運べるよう支援するのが狙い。ウクライナに対しては、米国に加えカナダやブルガリア、そして北大西洋条約機構(NATO)に加盟する複数の国が数千点の防寒具を供与している。米国防総省によれば米政府は5万着のパーカ、4700着のズボン、3万9000個のフリース帽子に加え、2万3000足のブーツ、1万8000双の手袋、そして6000張りのテントをウクライナに提供している。米政府当局者らは、ウクライナでは冬の間も戦争が続くと予想。泥に加え雪や雨などで部隊の展開がより困難になるとみている。