スイスの金融大手クレディ・スイスは、ニューヨークを拠点とする主要部門の売却を急いでいる。苦境に陥る同行は、今後数日のうちに同部門の再建計画の詳細を発表するとみられる。同行は一連の不祥事や損失計上を受け、戦略変更のために数十億ドル相当の資産の売却を進めている。中核とは見なされなくなる一部の事業や国からの撤退計画を実行できるという安心感を投資家に与えるためには、まだ追加の資本が必要になる可能性があるとアナリストらは示唆している事情に詳しい複数の関係者によると、売却間近で最大の部門はニューヨークを拠点とする証券化商品部門だという。資産担保金融市場で融資と取引を行う同部門について、すべて、または一部を売却すると7月に発表していた。