QBハウスPhoto:Diamond

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、7〜9月度のその他サービス編だ。

コロナ前から「売上高1.8倍」!
笑いがとまらない“超・勝ち組企業"はどこ?

 その他サービスの主要4社が発表した7〜9月度の月次業績データは、以下の結果となった。

◯タイムズ(パーク24)のパーキング業績
 7月度:前年同月比104.3%(4.3%増)
 8月度:同110.1%(10.1%増)
 9月度:同109.5%(9.5%増)

◯QBハウス(キュービーネットホールディングス〈HD〉)の既存店売上高
 7月度:前年同月比104.2%(4.2%増)
 8月度:同107.7%(7.7%増)
 9月度:同106.1%(6.1%増)

◯スタジオアリスの国内売上高
 7月度:前年同月比81.7%(18.3%減)
 8月度:同87.7%(12.3%減)
 9月度:同95.6%(4.4%減)

◯キーパー(KeePer技研)の既存店売上高
 7月度:前年同月比121.2%(21.2%増)
 8月度:同116.8%(16.8%増)
 9月度:同115.9%(15.9%増)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、業績を前年同月比の数字のみで評価するのが難しい企業は多い。コロナ禍という特殊要因による需要激減や特需が起こり、翌年にその反動増や反動減で数字が大きくぶれるからだ。そこで各社の実態をつかむために役に立つのが、「コロナ前の業績との比較」だ。

 実は、上記の中にコロナ前と比べて業績の数値が1.8倍に膨れ上がっている超勝ち組企業がある。それはどの企業なのか、ぜひ当ててみてほしい。