米株式市場でテクノロジーセクターが低迷するなか、ベンチャーキャピタル(VC)に出資する投資家は引き続き同セクターに資金を注ぎ込んでいる。注目の新興企業が狙いだ。ピッチブック・データが最近発表したデータによると、VCファンドの資金調達額は1-9月期に1510億ドル(約22兆3500億円)に上り、過去の年間調達額を上回った。なかでも、7月からの調達額はセコイア・キャピタルが22億5000万ドル、ライトスピード・ベンチャー・パートナーズが71億ドルと、少数の大手ファンドに集中して資金が流入している。加えて、景気低迷時に苦戦しがちな新規参入のファンドでさえ、これまでのところ好調だ。ピッチブックによると、新規参入ファンドの資金調達額は2021年までのほぼすべての年に匹敵するか、それを上回るペースで推移している。
VCファンド活況続く 冷え込むテック業界よそに
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