米カリフォルニアのワイン生産地では、ガソリンスタンドに「ノー」を突きつける地域が増えている。ナパ郡とソノマ郡の8つの市と町が、ガソリンスタンドの新設を禁止している。マリン郡ノバトの市議会は11月に禁止令を最終承認する見通しだ。この法律は、山火事や干ばつで荒廃した地域の気候変動と戦う取り組みの一環だと地元の指導者らは話す。また、州のデータによると、マリン、ナパ、ソノマでは国全体よりも電気自動車(EV)が普及しているため、これらの地域ではガソリンスタンドの必要性がますます低くなっているという。反対派は、ガソリンスタンドの新設を禁止することで価格が上がり、住民はガソリンを求めて遠くまで車で行かざるを得なくなると主張。新たなスタンドではEVも充電できるようになると述べている。