米アマゾン・ドット・コムは有料サービス「プライム」の会員が利用できる音楽配信の楽曲数を大幅に増やした。小売りチェーン大手ウォルマートなどライバル企業が配達時間を短縮したり会員向けの新たなサービスを追加したりする中、プライムのサービスを強化する狙い。アマゾンは先週、プライム会員が追加料金なしで利用できる音楽配信サービス「アマゾンミュージック」で配信する楽曲数を増やし、広告を入れないと明らかにした。こうしたアマゾンの新サービスは、音楽配信サービスで競合するスウェーデンのスポティファイや米アップルに比べ割安になる。プライムのサービスが成熟する一方で他社の会員サービスが成長する中、アマゾンが次のプライムの人気サービスを見いだして成長しようとしていることを示している。アマゾン幹部は、プライムは同社の成功の大きな柱の一つだとしており、この状態を維持することを期待している。
アマゾン、プライム会員向けサービス強化に投資継続
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