ハイテク株にとって今年は厳しい年となっているが、長期的な成長を期待できそうな理由がある。  市場の不安定さ、サプライチェーン(供給網)の問題、インフレの上昇はいずれも、ハイテク株の売りにつながっている。モーニングスターの調査によると、大手ハイテク企業の7-9月期(第3四半期)業績は、ドル高によって米国外での利益が目減りし、大きな打撃を受けたようだ。  ハイテク株に特化した上場投資信託(ETF)の多くも同様に苦戦している。半導体ETFとして最大級のiシェアーズ半導体ETFとヴァンエック半導体ETFは、9月末時点で52週安値近辺を付けていた。