週末に夜更かした後の月曜日は、朝から頭がぼんやりし、調子が狂っていないだろうか。睡眠の専門家によると、その原因は「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ぼけ)」かもしれない。研究では、睡眠時間の長さと同様に、睡眠スケジュールの乱れが健康に影響を及ぼす可能性があることが示されている。医学雑誌「JAMAネットワーク・オープン」に掲載された新たな研究によれば、米国の成人のほぼ半数が、何らかの社会的時差ぼけを経験しているという。「時差ぼけ」とは、概日リズム(体内時計によって作られる大体24時間の周期)によって決まる生物学的な時間と、職場・学校・社会活動などの義務的行動の影響を受ける社会的な時計との不一致を指す。