米中間選挙で共和党が予想ほど議席を伸ばせなかったことで、ケビン・マッカーシー下院院内総務(共和、カリフォルニア州)の次期下院議長への道筋は複雑なものとなり、同氏は議長に就任したとしても頭痛の種を抱えることになりそうだ。下院で共和党は僅差で過半数を制するとみられ、マッカーシー氏はナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)から議長の座を奪うという長らく抱いていた野望を実現させる可能性が高い。全435議席が改選される下院で、共和党は約220~230議席を獲得する見通しで、過半数に届いてもマッカーシー氏が予想していたほどの圧勝とはならない。AP通信によると、10日午後の時点で共和党は209議席、民主党は189議席を獲得している。
マッカーシー氏、米下院議長就任でも前途多難
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