米アリゾナ州の中間選挙は10日時点でも数十万票が未集計で、接戦となっている各選挙の見通しは立っていない。知事選では、州務長官のケイティ・ホッブス氏(民主)が元テレビキャスターのキャリー・レイク氏(共和)をリードしているが、その差は10日夜の時点で2万7000票弱にとどまる。一方、連邦上院選では、現職のマーク・ケリー氏(民主)がベンチャー投資家のブレイク・マスターズ氏(共和)に11万5000票近くの差をつけて優位に立っている。同州では各地で集計作業が進められているものの、最も人口が多いマリコパ郡で選挙当日に届けられた29万の郵便投票の行方に大きな注目が集まっている。共和党の関係者らは、これらの票が党に大きく有利に働き現在の差は縮まると自信を示した。