経営危機に陥っている暗号資産(仮想通貨)取引所のFTXは11日、米連邦破産法第11条(民事再生法に相当)の適用を申請し、サム・バンクマンフリード氏が最高経営責任者(CEO)を辞任したと発表した。わずか1週間前まで信頼できるプラットフォームと目されていた同社が、一転して破たんに追い込まれた。FTXは発表文の中で、バンクマンフリード氏はCEOを辞任するものの、秩序ある移行を支援するため同社に留まると述べた。また利害関係者のために資産の見直しなどの手続きに着手するとしている。FTXグループの新CEOにはジョン・J・レイ氏が就任する。破産申請には、世界的な取引サイトFTX・ドット・コムを統括するFTXトレーディング、バンクマンフリード氏が設立した取引会社アラメダ・リサーチ、米国ユーザー向けのプラットフォームFTX USを統括する企業が含まれる。
仮想通貨取引所FTX、連邦破産法第11条の適用申請
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