米中間選挙は接戦となっていたネバダ州上院選で12日、現職キャサリン・コルテスマスト氏の再選が確実となり、来月予定されているジョージア州上院選での決選投票の結果を待たずして民主党が上院の過半数獲得に必要な50議席を維持する見通しとなった。AP通信は開票率97％の段階で、コルテスマスト氏の当選が確実だと報道。その時点での同氏の得票率は48.7％だったのに対し、共和党候補の元州司法長官アダム・ラクソール氏は48.2％だった。上院ではカマラ・ハリス副大統領が1票を持っていることから、民主党は50議席を確保すれば過半数を掌握したも同然となる。民主党が上院多数党の立場を維持すれば、チャック・シューマー院内総務（ニューヨーク州）はジョー・バイデン大統領による最高裁判事の指名承認を共和党の協力なしに進めることが可能になる。閣僚を含む政府高官などの人事についても、承認が容易になる。