――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  中国政府が低迷する不動産業界を救済するため、新たに包括的支援策を打ち出した。2年前に不動産セクターへの規制を強化して以来、最大の政策転換となる。  中国政府は、不動産業界の債務削減のために導入した規制の一部を緩和する。同国は2020年、「三条紅線」(3つのレッドライン)と呼ばれる政策を導入し、不動産開発業者の負債比率が基準値以下でない場合、資金調達を制限することを決めた。さらに、銀行に対しても、不動産セクターへの融資比率を引き下げるよう働きかけている。