全米40州の司法長官は14日、アルファベット傘下グーグルによる携帯端末などの位置追跡の慣行を巡り、同社と3億9150万ドル(約550億円)で和解すると発表した。州司法長官らは、消費者がロケーション履歴をオフにしても追跡するなど、グーグルは位置情報の取り扱いについて消費者に誤解を与え、州の消費者保護法に違反したと判断した。州当局は、ユーザーがロケーション追跡を断ったはずなのにグーグルが動きを記録しているとの報道を受けて調査を実施していた。グーグルの広報担当者は、州の主張が何年も前に変更した古いプロダクト規定に基づくものだと述べた。