あなたに必要なのは「あなたの何かを変えること」ではなく、攻撃を受けるような環境から逃げることだったり、「実は私は悪くない」と気がつくことかもしれません。
「自分はひどい人間だ」と思い詰めて、相談に訪れる人もいます。
でも、そう思えている時点で「自分で思うほどひどい人間じゃない」と思っていいです。
本当にひどい人というのは、「自分はひどい人間だ」なんて思えません。そんなこと、頭をよぎらないですから。
「ひどい」と何かを自覚できているなら、あなたはひどいどころか素直です。あなたがひどい人と聞いてイメージする、アノ人とは違うと思って大丈夫ですよ。
「性格を変えたい」と悩む人は…
「自分は性格が悪いのでは」と、性格を変えるために相談に訪れる人もいます。
でも、「性格を変えなきゃ」「変わりたい」と思えているなら、「実はそこまで性格は悪くない」と思っていいです。性格が悪い人は、そもそもそんなことで悩めませんから。悩めている時点で、あなたの性格は「ふつう」です。
「自分は性格が悪いのでは……」と思わせるような環境や周囲の人、もしくは過去に言われた嫌な言葉や辛い記憶に苦しめられている可能性があります。
悩めているなら、大丈夫。
自分の性格や考え方を批判しそうな時はいったん立ち止まって、「それ本当に自分のせい?」と自分に聞いてみてくださいね。
「実はあなたのせいではないこと」が、たくさん見つかるはずです。