ひろゆきが教える「相手に合わせすぎて疲れる人の対処法」ベスト1ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、思考の原点をマジメに語っている。この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

人に合わせる? そのままでいる?

 あなたは、相手に合わせるタイプですか?

 それとも、何も考えずに人と接するタイプですか?

 もし、後者の場合だったら、かなり人生うまくいっていると思うので、そのままで生きていきましょう。

 ただ、相手に合わせるタイプの人の場合だと、たぶん生きづらさを抱えていると思うので、考え方を変えたほうがいいかもしれません。それについて、見ていきましょう。

「性格」を変える必要はゼロ

 相手が元気だから自分も明るく振る舞おうとする。

 相手が静かだから自分も大人しく振る舞おうとする。

 まあ、ある程度の調節は、社会生活をする上で必要だと思います。

 でも、「もっと明るい性格にならなきゃ」とか「もっと落ち着いた大人にならなきゃ」というように、根本的な性格を変えようとするのは、ちょっと間違っていると思うんですよね。

 どんな人にも、その人の「自分らしさ」はあります。

 元気いっぱいのキャラの人が「もっと落ち着かなきゃ」と思ったり、物静かなタイプの人が「もっと元気出さなきゃ」と思ったり。そういうことを常に考え続けるのは、かなりしんどい作業だと思うんですよね。

 だって、究極のところ、別にどっちのタイプでもいいんですから。

自分が「自然かどうか」で決めよう

 大事なのは、その人にとって「ラクでいること」です。

 無理していない感じで、自然体でいるほうが重要です。

 たとえば、僕はプログラマが主な仕事だったりするので、わりと早口でオタクっぽいしゃべり方に分類されると思います。

 そんな僕が、もっと低い声でゆっくり落ち着いてダンディな声でしゃべると、たぶんすぐに疲れます。まわりからも「やめろ」と言われるでしょう(笑)。

 なので、性格とかタイプには正解はないんですよね。

 人から「もっとこうしたほうがいい」と言われても、余計なお世話です。

 あなた自身が「その状態でラクかどうか」。それだけを判断基準にしてみてください。それで嫌われても別にいいじゃないですか。

 という考え方ができると、人生、かなり余裕で生きていけますよ。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、44万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。