「また、あなたから買いたい」と思ってもらえる販売スタッフは、小さな「きほん」を大事にしています。本連載は、1万3000人を売れる販売スタッフに変えた岩倉正枝さんの著書『イラストだけでわかる!接客のきほん』から、お客様の心をつかみ、確実に購入につながるちょっとした秘訣を再構成して紹介します。岩倉さんの伝えていることは、接客のお仕事に限らず、どんなお仕事にも共通する「きほん」と言えます。

【売れる人は知っている】お客様との関係がよくなる「魔法の言い方・伝え方」

いつでも相手を気づかう言葉を心がけましょう

【売れる人は知っている】お客様との関係がよくなる「魔法の言い方・伝え方」イラスト:藤井昌子

 マジックフレーズを活用しましょう。

「マジックフレーズ」とは、人間関係をスムーズにする魔法の言いまわしのことです。

 次のようなものがありますので、覚えておくと便利です。

■クッション言葉

 お願いごとなどの前に、相手を気づかう「クッション言葉」をそえると、相手が気持ちよく動いてくれます。

 例として

「お手数おかけしますが……」
「恐れ入りますが……」

 というものがあります。

 また、スタッフの間で使用する場合の

「お忙しいところ申し訳ありません……」

 というのもクッション言葉です。

■命令形を依頼形に

 たとえば、「~してください」と相手に何かをお願いしたい場合には、「~をお願いできますか」という依頼形に言い換えましょう。

 お客様に対しても、スタッフ同士でも、何かをお願いするときには、動いていただくことに感謝の気持ちをこめて、お願いしましょう。

 例として……