新型コロナウイルス大流行の影響で、マカオはこれまで悪い手札ばかりが続き、散々な目に遭ってきた。だが、最新のデッキのシャッフルで、このカジノ中心地はようやく強力なカードを引いた。マカオ政府は先週末、現在カジノを運営する6社に、来年1月からの営業ライセンスを交付すると発表した。今後10年間事業を続けることが可能となる。9月にはマレーシアのゲンティン・グループの関連会社が突然ライセンス入札に参加し新規参入を目指したが、土壇場の賭けは結局負けに終わった。ゲンティン・グループにとっては可能性の低い賭けだったものの、既存のカジノ企業は安堵(あんど)のため息をついていることだろう。カジノ運営会社の株価は週明けに急騰した。永利澳門(ウィン・マカオ)は24%高、金沙中国(サンズ・チャイナ)は13%高となった。
マカオのカジノ企業、ついに引いた強い手札
ライセンス更新やゼロコロナ脱却への期待感からカジノ株上昇
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