――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  新型コロナウイルス大流行の影響で、マカオはこれまで悪い手札ばかりが続き、散々な目に遭ってきた。だが、最新のデッキのシャッフルで、このカジノ中心地はようやく強力なカードを引いた。  マカオ政府は先週末、現在カジノを運営する6社に、来年1月からの営業ライセンスを交付すると発表した。今後10年間事業を続けることが可能となる。9月にはマレーシアのゲンティン・グループの関連会社が突然ライセンス入札に参加し新規参入を目指したが、土壇場の賭けは結局負けに終わった。