たった90日で劇的に成績を上げる新メソッド、一挙公開! 学年最下位をとっていた落ちこぼれが、勉強に目覚め、たった90日で「京大模試D判定⇒A判定&全国1位」に。そして京大に合格。そのときの勉強法を再現性あるものに練り上げ、「いつ、どの教科を、どう勉強するか」という受験戦略を構築。その勉強メソッドをまとめた『逆転合格90日プログラム』が10月11日に発売された。この特別寄稿は、その著者であり、予備校講師として、京大、早慶、医学部など、多数の合格実績を叩き出している篠原好氏が語る「試験前日の過ごし方」だ。

【昼寝は絶対NG】テスト前日の「最強の過ごし方」Photo: Adobe Stock

テスト前日のオススメの過ごし方

 共通テストまであと6日になりました。本日は、できるだけ最高のコンディションで当日を迎えるために、やっておきたい「前日のスケジュール」を紹介します。

6時30分:起床

 拙著『逆転合格90日プログラム』でも紹介していますが、起床は6時30分を推奨しています。

6時45分:勉強開始→朝食

 暗記事項の確認をします。また、共通テスト用の復習ノートを見直してもいいでしょう。

8時00分:下見

 試験開始の30分前には「着席」の状態でいるために、適切な時間に家を出ます。会場には、試験開始の45分前には「到着」している必要があるでしょう。共通テストの1教科目は9時30分ですから、8時45分には到着している必要があります(もちろん、1教科目は受けない場合、もっとゆっくりでもかまいません)。

8時45分:会場到着

 会場についたら下記を確認します。

・できるだけ詳細な受験会場の場所
・トイレの場所
・近くのコンビニ、あるいは、自動販売機の場所

 大学の場合、高校の何倍も広いので、「校舎〇号棟」というのが分かりにくいことも多いです。どこまで大学構内に入れるか分かりませんが、極力近くまで寄って確認してください。校舎内には入れないかもしれませんが、トイレの場所も把握しておきましょう。

 コンビニは「シャーペンの芯がなくなった!」「カイロが欲しい!」など、いざという時に便利です。

11時00分:帰宅→昼食

 会場の下見を終えたら、帰宅し、昼食をとります。ここで重要なことは、絶対に昼寝をしないこと。昼寝をすると、夜に寝れなくなってしまいます。

12時00分:勉強開始、あるいは、映画鑑賞

 ここから勉強してもいいのですが、試験前日、私は勉強しませんでした。好きな映画やアニメを見ていました。

 もちろん勉強してもかまいませんが、試験前日にできることはたかが知れています。勉強よりもリラックスしたほうがいいと考えています。

18時00分:夕食→入浴

 いつもの時間に食事をとります。

19時00分:準備

 明日の試験に備えて「受験票」「筆記用具(筆箱の中まで確認)」などの道具をカバンに入れます。

21時00分:手紙を書く

 最後に、手紙を書きましょう。この手紙は、一番自分を応援してくれた親に宛てて、あるいは、一番お世話になった先生に向けて書きます。または、自分自身をねぎらうつもりで、書いてもいいかもしれません。

 この手紙は、親や先生に渡す必要はありません。しかし、ここまで戦ってこれたのは、受験生本人の努力もありますが、親や先生の「無償の愛」があったからこそです。

24時00分:就寝

 いつもの時間に就寝します。