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靴を買えば途上国の子どもにも靴を1足プレゼント
「トムズ」がビジネスと社会貢献の両立に成功した訳

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第231回】 2013年2月7日
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 「自分のコミュニティーと客をトライブ(部族)やムーブメントのように見ることによって、ビジネスにとってとても大切なマジックが起こる」。

 ある調べによると、現在社会の中心層に続々と入り始めているYジェネレーション(第二次世界大戦終結後に生まれたベビーブーマーの子ども世代)は、景気後退期にあってもサステイナブルなビジネスをサポートする率が上がった世代だという。少々値段は高くても、グリーンでサステイナブルな経営をする企業の製品を買うのだ。彼らは、消費者としても、自分が納得するものと伴走しようという意思が強いのだ。

 マイコスキーは今、30代半ば。世界中を旅して回るトラベラーでもある。スポーツが好きで、ランニング、バイキングを欠かさない。途上国へ旅した時は、何日もシャワーを浴びられなくても平気だ。トムズ・シューズは今、靴から、眼鏡やアパレルに製品を拡大している。

 「売らんかな」のビジネスから、共鳴のビジネスへ。しかも、それを社会貢献と結びつけたのが、トムズ・シューズのポイントである。


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瀧口範子
[ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。

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