暗号資産(仮想通貨)会社に融資している銀行大手2行が、顧客による相次ぐ資金引き出しの穴埋めをするため、連邦住宅貸付銀行(FHLB)から多額の借り入れをしている。FHLB制度は1930年代に住宅ローンを支援するために発足した。証券当局への提出書類によると、シグネチャー・バンクは10-12月期(第4四半期)に地域のFHLBから約100億ドル(約1兆2900億円)を借り入れた。10年ほど前に仮想通貨事業に軸足を移した、競合するシルバーゲート・キャピタルは、少なくとも36億ドルを受け取った。シグネチャーは仮想通貨事業の比重を高める前は主に集合住宅向け融資で知られていた商業銀行。同行のFHLBからの借り入れは数年間で過去最高額の2倍を超えた。シルバーゲートは、1年前にはFHLBからの借り入れはなかった。
仮想通貨会社に融資の2銀行、連邦住宅貸付銀から多額借り入れ
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