2021年1月6日に発生した米議会議事堂襲撃事件を巡り、扇動共謀罪で訴追されていた極右団体オース・キーパーズのメンバー4人に対し、陪審員団が23日に有罪評決を言い渡した。同団体の創業者スチュワート・ローズ被告らも昨年11月に同じ罪で有罪評決を受けている。連邦検察は今回の裁判でエドワード・バレホ、ロバート・ミヌタ、ジョゼフ・ハケット、そしてデービッド・モアシェルの各被告について扇動共謀罪で有罪評決を勝ち取ったほか、被告らは連邦政府の資産を破壊しようと共謀した罪などでも有罪評決を受けた。米地裁判事は被告らに対し、量刑が言い渡されるまで自宅軟禁を命じた。量刑審問の日程は確定していない。議会襲撃事件を巡り司法省はこれまでに900人以上を訴追し、そのうち少なくとも450人が有罪答弁を行っている。また禁錮刑が言い渡されたのは180人を上回っている。