ドイツ政府は25日、同国製戦車「レオパルト2 A6型」14台をウクライナに供与すると発表した。ロシアの攻撃激化に備え、米国や他の同盟国とともにウクライナ支援を強化する。米国もウクライナに主力戦車「エイブラムス M1」を最大50台供与することを発表する見通しだ。ドイツは自国の保有戦車だけでなく、他国が保有する独製戦車の供与も認めるという。政府報道官は、ウクライナで2つの戦車大隊を速やかに編成できる数のレオパルト2をそろえることが目標だと述べた。報道官によると、ドイツはまず自国軍の保有する在庫から戦車を供与する。またウクライナ側の乗員の訓練をドイツ国内で近く開始する考えだ。オラフ・ショルツ独首相は声明文で「今回の決定は可能な限りウクライナを支援するという既定路線に沿ったものだ」とし、「緊密な国際協調の中で行動している」と述べた。
ドイツ、ウクライナへの主力戦車供与決定
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