米国のハイテク業界で人員削減の嵐が吹き荒れている。ただし、アップルは例外だ。  時価総額で世界最大のアップルはマイクロソフトやグーグル、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムといったIT(情報技術)企業が行っている人員削減を今のところ回避している。  現在のような不安定な経済環境では、どの企業も大幅な人員削減を避けられないだろうし、アップルも他のIT大手を襲った経営上の苦難から免れることはできない。アップルは2月に、四半期ベースでの売上高減少を3年余ぶりに報告するとみられている。いくつかの分野で雇用ペースを落としてもいる。