グーグルの親会社である米アルファベットが2日発表した2022年10-12月期(第4四半期)決算で、グーグルの広告収入は前年同期比3.6%減の590億ドルだった。広告収入が減少したのは04年のグーグル上場以降で2回目。前回減少したのは20年4-6月期で、旅行や消費財などの分野におけるグーグルの一部大手顧客がコロナ禍で支出を抑えたためだった。ユーチューブ部門の10-12月期売上高は7.8%減の80億ドル。2四半期連続で減収となった。グーグルは、中核の広告事業にとって近年で最大級の苦境を切り抜けようとしている。アルファベット全体の10-12月期売上高は760億5000万ドルで、前年同期からわずかに増加した。純利益は136億2000万ドルだった。