東西冷戦末期の軍備管理構造は崩壊しつつある。その最新の証拠を示したのは、他ならないバイデン政権内の真の軍備管理信奉者だった。米国務省は今週、連邦議会に対し、米国とロシアの核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」に規定された査察をロシア側が拒否していると報告した。  ジョー・バイデン大統領が就任後の早い段階でこの条約を延長したことを考えると、これは苦々しい告白だろう。新STARTは、両国それぞれの配備済みの戦略核弾頭数を1550発以下に制限している。