「急に運気が上がった」「宝くじに2度も当選!」。あたらしい時代の開運術を実践すると、あっという間に開運体質に変わります。『あたらしい時代の開運大全』では、風水から神社参拝、厄除け、吉日、金運、人間関係運など、さまざまな切り口から、これからの時代に実践すべき開運術をお伝えしています。誰もが興味を持つ金運についても、実はお金の使い方次第で上げることも下げることもできます。今回は全財産を失うことになったけれど、絶望のどん底から一転して、庭付きの戸建てで豊かに暮らせるようになった男性のエピソードをご紹介。開運のために彼がしたことは、何だったのでしょうか。『あたらしい時代の開運大全』では、これからの時代の金運アップ術を多数紹介しています。(構成/井澤梓)

【超開運】全財産を失った絶望から一転! 幸せで豊かな暮らしを送れるようになった開運術とはPhoto: Adobe Stock

全財産を失った壮絶人生が一転
ある日、運気が爆上がりした!

 今回は、私の親戚のお話です。私のいとこはとても人が良く、いつも周りの人のために尽くしていました。

 しかし、人が良すぎる上に、少々他人につけ込まれやすいところがあり、最初の結婚では、奥さんや奥さん側の親戚からたかられる日々だったそうです。

 ようやく離婚したときには、家も貯金もないスッカラカン。すべての財産を、前の奥さんにあげてしまったのです。

 無一文になったいとこでしたが、気持ちを切り替えて誠実に暮らしていたところ、魅力的な女性と出会い、再婚。新しい奥さんと楽しい日々を過ごしていました。

 しかし生活は厳しい状態が続いていました。都会での暮らしは何かと生活費がかかるため、二人は田舎に引っ越し、小さなアパートに仮住まいをしながら、仕事や家を探していたそうです。

 ただ、元手となる資金がほとんどないため、職探しも家探しもなかなかうまくいきません。

「今日も仕事が見つからなかった……」。そう落ち込みながら、いとこ夫婦は近所のなじみの店に食事をしに入ろうとしました。すると、この日に限ってあいにくの満席。仕方なく、普段はあまり訪れることのない隣の店に入ることにしました。

 すると、ここから話が急転換します。

 二人で食事を楽しんでいると、隣の席の老婦人がいきなり苦しそうに胸を押さえて倒れたのだそう。

 周囲は騒然としましたが、看護師だったいとこの奥さんが助けに入りました。応急処置をし、素早く救急車を呼んだおかげで、老婦人は一命をとりとめました。

 それから数週間経ったある日、いとこ夫婦が助けた老婦人から「無事に退院できたのでお礼がしたい」と連絡が入ります。

 老婦人の誘いを受けて彼女の家を訪れるとびっくり。なんと、その老婦人は、近隣一帯の大地主だったそうです。

 いとこ夫婦が「住む場所に困っている」と知ると、「土地はいくらでも余っているから、うちの土地を使ってください」との申し出。

 老婦人の提案をありがたく受け入れたいこ夫婦は広い土地を破格の値段で借り、そこに家を建て、庭の畑で野菜を作りながら幸せに暮らしています。

 一度は全財産を失ったけれど、怖がらずに手放して、軽やかに生きる。そうして日々誠実に暮らしていると、運と縁に導かれて、幸せで豊かな生活を送ることができる――。

 いとこの姿から、改めて開運に大切なものが何かということを、私は教えてもらいました。

失うことを恐れてはいけない
それは開運の大きなチャンス!

『あたらしい時代の開運大全』では、開運術の一つとして「捨て活」をオススメしています。風水は、古くさい怪しげな開運術などではなく、古来から大切にされてきた「整える」ための学問です。

 部屋や持ち物や、感情を「整える」ことは開運の第一歩。そして整えるためには、実は「捨てる」ことからスタートします。

 ですから、捨てたり失ったりすることを極端に恐れないでください。

 読まなくなった本や山積みの書類、不要な家具・家電は思い切って手放すこと。あなたの心の中に眠る怒りや猜疑心、嫉妬心なども手放していく。

 不要なものや縁を手放して軽やかになることから、開運は始まります。

 何かを失っても、ふさぎこんでいてはダメ。人生は諦めちゃいけないんです。諦めずに行動を続けた先に、あなたの新しい人生の扉が開いていきます。

 何かを思い切って捨てたとき。もしくは、思いもよらぬ出来事によって何かを失ったとき。それは実は、大きな開運のチャンスなんです。